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2017年に佐世保の街で出会った17歳たちを、白黒フィルムで捉えたポートレイト集です。山と海に隠された港街ならではのノスタルジックな風景の中で撮られた若者たちは、時間を飛び越え普遍的ないつかのどこかの17歳へとその姿を変えています。サセボプロジェクト第4弾写真集。

写真と文:松尾修
アートディレクション:中村圭介(ナカムラグラフ)
デザイン:和田彩(ナカムラグラフ)
仕様: 240 x 300 x 25mm / ケース付上製本192頁
発売:日販IPS / 2018年3月
価格:6,480円(税込)

 

HEAVY METAL

幼少時に造船所の金網越しに目撃した、錆びた鉄骨とボルトで作られた異世界に暮らす異形の男たちを、子供だった僕はまるで西部劇やSF映画のアウトローを見るように、畏れと憧れの入り混じる気持ちで眺めていた。

写真と文:松尾修
アートディレクション:中村圭介(ナカムラグラフ)
デザイン:吉田昌平(白い立体)
仕様: 271 x 370 x 16mm / 布張上製本112頁
発売:日販IPS / 2016年8月
価格:4,860円(税込)

 

誰かのアイドル

港に立ち寄る軍や造船関係者と、他に行くところがない隔離された地勢のせいで、佐世保の夜の街は街の規模を超えていびつに増殖してきた。主に日本人が通う山県町界隈と、米兵たちが集うセーラータウン。二つの夜街で働く自由を愛する女たちと、そこに集う男共。陸の孤島佐世保の誰も知らない夜を捉えた160ページ。

写真と文:松尾修
アートディレクション:中村圭介(ナカムラグラフ)
デザイン:吉田昌平(ナカムラグラフ)
発売:日販IPS / 2015年6月
仕様:257 x 182 x 13mm / 160頁
定価:2,700円(税込)

 

坂道とクレーン

植物がツタを伸ばすように、山々に向けて増殖する家々、闊歩する巨大な生き物のような造船所のクレーンたち。そしてそのわずかな隙間に暮らす人々。軍港として、造船の街として日本列島の西端に隠されるように発展してきた街、佐世保。サセボプロジェクト第一弾のタブロイド型写真集。

写真と文:松尾修
アートディレクション:中村圭介(ナカムラグラフ)
デザイン:吉田昌平(ナカムラグラフ)
仕様:297 x 420mm / タブロイド48頁
発売:STUH / 2014年11月
定価:1,080円(税込)